当寺は応永25年(1418)、奥山方広寺の第2世となった悦応建誾禅師によって開かれました。
創建直後に開山の示寂によって、名ばかりの草庵となって衰微したが、後に井代城主となった菅沼定仙、同定政等が菩提寺とした縁故によって堂宇が建築され、永禄・元亀年中(1558~1572)までは立派なものであったが、天正3年(1575)の長篠合戦の時に、兵火によって堂宇や古文書等がことごとく焼失したといわれています。
旧領主菅沼氏による寄付地があり、慶安年中に徳川氏より除地5反1畝歩を受けていました。
宗派/臨済宗方広寺派
名称/神龍山寳珠院
開基/応永25年(1418)悦応建誾禅師によって開山される
本尊/如意輪観世音菩薩
1月4日 | 大般若法要 |
---|---|
2月15日 | 涅槃会(お釈迦様の命日を偲ぶ法要) |
3月 | 春彼岸会 |
3月20日 | 観音様春祭り 歴代住職祭祠 |
5月第3土曜日 | 白山社例祭 |
---|---|
8月 | 各檀家棚経 |
8月13日 | 山門施餓鬼 檀徒総会 |
8月15日 | お念仏 |
9月 | 秋彼岸会 |
サンスクリット原語は、チャクララヴアルティ.チンタマーニ「如意」は、如意宝珠のことで、これはチンタマーニという原語の意味をとって訳した言葉です。
「思い通りに宝を出せる珠」、「物事が自分の意のままになる宝珠」を意味します。
一方のチャクラヴァルティの文字通りの意味は車輪を回転すること」です。
そこで「どこへでも自由に赴いて宝珠と宝輪をもって人々の願いをかなえてくれる観音様」であるとして尊崇をあつめ、六観音の一つにも数えられます。
※左画像は宝珠院のご本尊
当山入り口にあるサルスベリの大木は、毎年7月末ごろから可憐な花を咲かせます。
この地域ではよく見かける花ですが、ここまでの大木はあまりありません。お盆や秋のお彼岸にはぜひともご覧下さい。